ケガをしたスズメのこと
もう10年以上前のことですが、けがをしたスズメを見つけました。
私の姿に驚いたスズメは、用水路に落ちてしまいました。
無我夢中で助けに入り、無事、救出したのですが、ケガをしていました。
どうしていいか、見当もつかず、動物病院に連れていくことにしました。
とても良いことをした。
自己満足していた私に、動物病院の先生が言いました。
「うちは野生の鳥の保護をしている病院ですから、このまま引き取ります。でも…本来は、自然のものは自然のままにしておくほうがいいんですよ。」
と。
とても複雑な心境になりました。
それから、数年後、また、台風の後、うずくまるスズメを見つけました。
素手では触らず、麦わら素材の箱を横にして置き、その中にそっとスズメを入れておきました。
仕事から帰ると、スズメはいなくなっていました。
自然のものは自然のままに。
勉強になった動物病院の先生のひとことでした。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。