友人のＴちゃんは、人を論破してしまう人でした。

特に、高学歴の人に対して…のような気がします。

お医者様とか…

昨日、話をしていて、

「この年になると、人を肯定したくなってきたんだ。」

と、Ｔちゃんは、話し始めました。

自分が知っていることで、相手がもし、間違ったことを言っても、

「そうなんですか。」

と、うなずいて見せることにしたと。

「丸くなったってこと？」

と聞いたけれど、そういうことでもないらしいです。

でも、けんか腰になってしまうところもあったＴちゃんが、人を肯定するようになったのは、よい傾向だと思いました。

体があまり強いほうではない人なので、健康に気を付けて、長生きしてほしいなぁ～

思えば、真の友と呼べるのは、Ｔちゃんだけ。

７つ年上のＴちゃん、長生きしてください。

このところ、周りの人に、病気で死の影がついて回るようになり、不安な限りです。

三木清さんが書いた「人生論ノート」という本に「死について」の章があります。

「この数年の間に私は一度ならずも近親者の死にあった。そして私はどんなに苦しんでいる病人にも死の瞬間には平和が来ることを目撃した。」

私が死を目の当たりにしたのは、愛犬イチローだけです。

イチローにも、平和が訪れたのだろうか…

そうだといいなと、心から思います。